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皮膚科・泌尿器科・性感染症科 診療時間
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前立腺癌のお話

main_zenritsusengan.jpg1.我が国でも前立腺癌は増加しています。

前立腺癌は欧米諸国に多い癌で、これらの国々では男性の癌の2位、3位を占めています。特に米国では発生率で第1位、死亡率では肺癌に次いで第2位を占め女性の乳癌と並んで、その対策が大きな問題となっていますa
これまで、我が国の発生率は欧米ほど高くなく、せいぜい欧米諸国の5分の1程度でした。しかし人口の高齢化や生活の欧米化とともに急激に増加しつつあり、近い将来には欧米なみになるのではと心配されています。

2.男性ホルモンが発生に関係。

前立腺癌がどうしてできるのかは、まだよく分かっていません。しかし、男性ホルモンが発生を促す要因であることは間違いないようです。その他、前立腺癌の発生に関係するものとしては、高カロリー、高脂肪といった食事内容、緑黄色野菜の摂取不足などがあげられています。

3.極めて遅い成長、増殖速度。

前立腺癌は成長、増殖するのが遅く、最初の癌細胞ができてから、癌と気付かれるようなサイズになるまでには、少なくとも数十年はかかるとされています。

4.前立腺肥大症と比べ、初期には自覚症状に乏しい。

前立腺癌の初期には、ほとんどの人が何の自覚症状もありません。癌が進行するに従って、尿の出が悪い、尿をしたい気持ちはあるのに出てこない、尿が終わるまでに時間がかかるなとみの症状が出てきます。いずれも、前立腺肥大症と同じ症状ですが、癌では肥大症ほど症状を強く感じないのが普通です。癌は、前立腺の外側の部分(外腺)にできることが多いため、前立腺の真ん中を通っている尿道に対する影響がそれほど強くないことによるのでしょう。しかし、それだけ前立腺では、病気の進行に気付きにくいということになります。

5.問診、腫蕩マーカー(PSA)、触診、超音波(エコー)で診断。

前立腺癌の診断は、通常、問診に加えて、腫瘍マーカー(PSA)、直腸内触診、 超音波(エコー)を組み合わせて行います。PSAによる診断は血液中に分泌される特殊な蛋白質を測定する方法で、簡単な採血で測定することができ、なおかつ、精度も高いことから、最も重要な診断方法となっています。直腸内触診というのは医師が紅門から直腸に指を入れて、前立腺を直接触れることで診断する方法です。エコーは、前立腺の大きさを計測したり、内部の状態を観察するために行います。

6.内分泌療法、外科療法、放射線療法で治療。

前立腺癌の治療には、内分泌(ホルモン)療法、外科療法、放射線療法、化学療法などがあります。このうち癌の進行に関わりなく、最も広く行われているのは、比較的に安全性が高い内分泌療法です。前立腺癌の発生に男性ホルモンが関係していていることは、2.の項目で述べた通りですが、この働きを抑えることで、発症した 癌の進行をくい止め、縮小させるというのが、内分泌療法の考え方です。具体的な方法としては、精巣(睾丸)からの男性ホルモン分泌を抑えるLH-RHアゴニスト注射、男性ホルモンの働きを抑える抗男性ホルモン剤、女性ホルモン剤の内服などがあります。
比較的早期の癌で年齢が若い場合には、外科療法や放射線療法が中心で、それ以外では主に内分泌療法が行われています。

7.早期発見のための検診をおすすめします。

前立服癌の発生そのものを確実に予防する方法は、これまでのところ、まだわかっていません。しかしできるだけ早く発見し治療することで、癌が早期の場合であれば完全に治癒させることができますし、それ以外の場合でも癌の進行を止めたり、遅らせることはできます。

では、早期発見のためには、どのようにしたら良いのでしょうか。それには積極的に前立腺癌の検診を受けることです。当院でも、腫瘍マーカー(PSA)測定による前立腺癌の検査を受けることができます。また、すでに地区によっては前立腺癌の集団検診を実施している地域もあります。また前立腺癌を強く疑われた患者さんは、診断までの検査を当院でも受けることができます。

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